2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧
中脳の働きと基礎知識 中脳は脳幹を構成する部位の一つで、脳幹の上あたりにあり、大脳と脊髄、小脳を結びつけます。 また、中脳には視覚・聴覚・体の平衡・姿勢反射に関する中枢があります。 国家試験対策としては、以上の知識は最低限抑えておきましょう。…
大脳の働きと基礎知識 人は大脳が非常に発達しており、脳の中でも大脳が大部分を占めています。脳全体を上から包み込むよう、ドーンと乗っかっているので一番覚えやすいと思います。「大」がつくから「大きい」と関連付けられるのでここは簡単に覚えられます…
小脳の働きと基礎知識 小脳は、頭の場所を外側から見ると後頭部側にあり、内部的に見れば大脳の尻尾側にあります。小脳という名称がついていますが、それほど小さくはないので、大きさよりも場所で覚えておいたほうが確実です。 小脳は次のように運動を制御…
脳幹の構成部位 脳幹は、 ・中脳 ・橋 ・延髄 の3部位からなります。 なお、広義の意味でいうときは、上記の3部位に「間脳」が加わります。そして、狭義で上記3部位のみを指すときは下位脳幹と表すこともあります。 とはいえ、看護師の国家試験対策としては…
視床下部の働きと基礎知識 視床下部は間脳にあり、その他間脳には視床もあります。視床下部と視床で働きなどを覚えるときに間違えないように注意しましょう。 (視床についてはこちら) 間脳の場所は、大脳と中脳の間で、視床下部はその名称の通り、視床の下…
間脳視床の働きと基礎知識 間脳には、視床と視床下部からなっており、今回紹介しているのは視床となります。 場所としては、全体を覆うようにしてある大脳の下(真ん中あたり)になり、中脳との間になります。 間脳も中脳もどちらも“間”にありそうで、ややこ…
刺激伝導系の順番と基礎知識 心筋が収縮と弛緩を繰り返すシステムのことを刺激伝導系といいます。 これは、心臓を動かすのに欠かせない仕組みとなります。 この刺激伝導系に刺激が1回通ることは、イコール心拍1回ということになるのです。 刺激伝導系に刺激…
体液のpH調節(酸・塩基平衡)方法 体液のpH調節は以下によりされます。 1・緩衝系による調節 2・呼吸による調節 3・腎臓による調節 2と3を合わせて生理学的緩衝作用に分類されます。 体液は、上記3つの調節により、pHは7.40とほぼ一定しています。 7.35を以…
単球の働きと特徴 単球は骨髄で作られ、血管から外れるとマクロファージに分化して貪食能を持ちます。 また、白血球の中で一番大きく、生体防御反応に関与します。 *マクロファージ → 白血球の一種で、大型の食細胞。 試験対策として覚えておく必要があるの…
血小板の働きと特徴 血小板は核を持っておらず、形も不定形です。これを「不定形の無核細胞」などと言います。そして、大きさは他の細胞と比較すると小さいという特徴もあります。 もう一つの特徴としては、血液凝固因子を持っており、血液凝固に関与してい…
Bリンパ球(B細胞)働きと特徴 白血球の一種で、Bリンパ球又はB細胞と呼ばれる。 骨髄で分化、成熟し、液性免疫に関与します。 試験対策として重要になる“骨髄”というワードがありますが、Bリンパ球の“B”は骨を英語にしたBoneの頭文字と同じです。ただし、B…
Tリンパ球(T細胞)働きと特徴 白血球の一種で、Tリンパ球又はT細胞と言われます。ちなみに、医学用語を解説しているサイトでは、T細胞と表記されることが多いみたいです。 Tリンパ球は胸腺で分化、成熟し、細胞性免疫に関与します。 *名称についている「T…
好酸球と好中球の働きと特徴は? ・好酸球の働きと特徴 炎症を鎮める働きがある。 寄生虫の侵入、I型アレルギーで増加する特徴がある。 ・好中球の働きと特徴 異物を貪食(どんしょく)殺菌して、消失させる働きがある。 遊走運動が盛んで初期の生体防御体…
好塩基球の働きと特徴は? 好塩基球は殺菌作用がある顆粒(かりゅう)を持ち、免疫反応に関与しています。 この顆粒には、セロトニン・ヒスタミン・ヘパリン等が含まれます。 免疫反応の例としては、ヒスタミンがアナフィラキシー、蕁麻疹、気管支喘息などに…
白血球の働きと特徴は? 白血球は体内に入ってきた異物、微生物などから体を守るという働きがあります。 また、白血球は食細胞と免疫細胞にわけられます。 ・食細胞 ⇒ 異物を細胞内に取り込む。 ・免疫細胞 ⇒ 異物に反応する細胞。体を異物から守る。 白血球…
白血球の種類は? 白血球は以下の6種類があります。 ・好塩基球 ・好中球 ・好酸球 ・単球 ・Tリンパ球 ・Bリンパ球 となります。 なお、Tリンパ球とBリンパ球を合わせて「リンパ球」として5種類と表現される場合もありますので注意しましょう。 試験対…
インシデントレポートとは? 事故の状況、原因究明、防止対策を報告するもの。 インシデントレポートは、事故等を起こした当事者ではなくとも報告しても良いものです(もちろん、当事者本人でも問題ない)。 インシデントレポートはあくまでも、事故の状況把…
赤血球の働きと基礎知識 赤血球にはヘモグロビンが多く、酸素と結合することで酸素を全身に運搬する働きがあります。 ちなみに、赤血球の赤色はヘモグロビンによるものです。 赤血球の基準値は男女で違い、 男 410~530万/㎣ 女 380~480万/㎣ となります。 …
血清と血漿の違いは? 血漿から血液凝固因子を取り除いたものが血清です。 血漿の91%は水分で、残りの9%が血液凝固因子やアルブミン、グロブリンなどになります。血漿⇒血清(血漿から血液凝固因子を取り除くと血清)という形になる訳です。 血清は血液凝固…
血液の基礎知識 血液は成人の場合は、体重の約1/12となります。 そして、血液の成分は血漿が約55%。血球が約45%で構成されます。 血漿…体内に栄養や酸素、老廃物を運ぶ。 血球… 有形成分で血漿中に浮いている。 更に血球は、血小板・赤血球・白血球からな…
リスクマネジメントとは? 事故リスクを組織的に管理して、組織の損失を回避又は低減させること、医療の質を保証しようとすることです。なお、医療業界以外でも一般企業でも広く使われている用語です。 リスクマネジメントのプロセスは次のとおりです。 1 リ…
医療提供施設の分類は? 医療提供施設は法律により、様々な規制がされていて以下のように区分されています。 <病院> 病床数が20床以上の医療施設。 <診療所> 入院用ベッドが無い又は19床以下の医療施設。 一般的には診療所は、「診療所」という名称は用…
母乳栄養と人工栄養の違いは? 母乳栄養と人工栄養は、成分などに違いがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。なお、人工栄養というのは現代では粉ミルクが一般的です。 ・母乳…免疫物質が子どもに移行する。 消化・吸収が良い。 ビタミンKが不足す…
死の受容過程とは? 精神科医であるキューブラー・ロスが 、その著作「死ぬ瞬間」で発表したもの。 終末期患者が死を宣告されてから、受け入れる(受容)するまでの過程を5段階で表現したものです。 その順序は、 ・否認…死を疑う。 ↓ ・怒り…自分が死ぬこと…
要介護認定の制度と仕組みは? 要介護認定を行うのは市町村です。そして、その根拠となる審査判定を行うのは市町村ごとにある介護認定審査会となります。 注意するところは、“認定する”のは市町村で、“判定する”のは介護認定審査会ということです。認定と判…
典型7公害とは? まず、公害が何か?というのは環境基本法という法律に次のように書かれています。 「環境の保全上の支障のうち、事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染、騒音、振動、地盤の沈下及び悪…
妊婦(産前・産後)就業制限とは? 女性が妊娠をしたとき、出産をした後に加わる就業への制限のことで、労働基準法に規定されています。 制限は以下のとおりです。 ①産前6週間(多胎は14週間)は本人からの請求により休業可能 ②産後8週間は就業禁止 *ただし…
BMI 肥満の判定基準は? BMIとはボディマス指数の略称で、身長と体重から肥満の程度を算出するものです。 算出する式は、 BMI = 体重(Kg) / 身長(m)の二乗 注意するべき点としては、計算式に用いる身長はセンチではなく、メートルを使う必要があると…
コクサッキーウィルスを原因とする小児疾患 コクサッキーウィルスを原因として起こる小児疾患は下記のとおりです。 ①ヘルパンギーナ…発熱と口腔粘膜の水泡などが見られる。 ②手足口病…口腔粘膜や手足に水泡、発疹などが見られる。 ③無菌性髄膜炎…発熱、頭痛…
*平成25年度のデータに基づきます。 日本人の三大死因は? 日本人の三大死因は下記のとおりです。 1・悪性新生物(癌のこと) 2・心疾患(狭心症、心筋梗塞等) 3・肺炎 1位と2位はほぼ変わらないと考えて良いので、年度を問わず確実に抑えるようにしておき…