意識障害をきたす代表的な電解質・血液ガス異常4種はなに?
・高Ca血症
・高または低Na血症
・CO2ナルコーシス
・低酸素血症
以上の4種になりますので、それぞれの覚え方を以下紹介していきます。
高Ca血症
高飛車CA⇒高Ca血症と覚えてしまいしょう。
◆高Ca血症とは?
・高カルシウム血症は悪性腫瘍患者の合併症や、副甲状腺機能亢進症患者に見られる。
・症状…悪心、嘔吐、中枢神経障害など
高または低Na血症
皇帝ナース⇒高または低Na血症と覚えちゃいましょう。
◆高または低Na結晶とは?
・高ナトリウム血症…血液中のナトリウム濃度が高くなり、口渇(こうかつ:喉が渇くこと)や意識障害などを引き起こす。脱水や利尿剤の影響、尿崩症などで見られる。
・低ナトリウム血症…大量輸液、慢性的な下痢などの場合に見られる。心疾患や肝硬変の患者に起こることも。
CO2ナルコーシス
塩になるコーシス⇒CO2ナルコーシスと覚えちゃいましょう。
◆CO2ナルコーシスとは?
・急激な高炭酸ガス血症によって中枢神経や呼吸中枢が抑制され、中枢神経障害や意識障害を生じる。肺疾患による酸素不足などの場合に見られる。
・在宅酸素療法などを行っている場合、呼吸を安楽にしようと供給酸素濃度を上げると、CO2ナルコーシスを引き起こすので注意。
低酸素血症
丁さん⇒低酸素血症と覚えちゃいましょう。
◆低酸素血症とは?
・貧血、気道狭窄、心不全やショック状態、中毒により、動脈血中の酸素が不足した状態。酸素療法などの呼吸管理が必要。
まとめると…
高飛車CA⇒高Ca血症
皇帝ナース⇒高または低Na血症
塩になるコーシス⇒CO2ナルコーシス
丁さん⇒低酸素血症
以上のイメージで4つをまとめて覚えましょう!