患者の権利宣言とは?
患者の権利宣言とは世界医師会総会で採択された「患者の権利に関する世界医師会リスボン宣言」のことを言う。
1981年にポルトガルのリスボンで採択されたために、リスボン宣言とも言われる。
この宣言は患者の権利を明文化したものであり、看護師や医師などの医療従事者が患者に対して保障するべきものとされる。
その内容として次の11の原則がある。
・良質の医療を受ける権利
・選択の自由
・自己決定権
・意識喪失患者の代理人の権利
・法的無能力者の代理人の権利
・情報に関する権利
・秘密保持に関する権利
・健康教育を受ける権利
・尊厳性への権利
・宗教的支援を受ける権利
・患者の意思に反する処置
患者の権利宣言(リスボン宣言)の覚え方は?
11もの原則がずらっと並んでいるので、完璧に覚えるのは中々大変です。
そこで、それぞれの権利の先頭2文字ずつを確実に覚えてしまって問題文を見た時に、思い出せるようにしておきましょう。
先頭の2文字ずつを並べると…
自己意識の秘密情報を選択。良質の健康。尊厳を宗教で患者を法的保証。
これで11の原則をまとめて覚えることが出来ます。