呼吸困難の基礎知識と、呼吸困難を伴う主な疾患
呼吸困難とは呼吸をするのに苦しさを伴ったり、努力感を感じたりする状態を指します。また、呼吸困難は自覚症状であり呼吸不全とは異なることに注意しましょう。
呼吸困難を伴う主な疾患は下記のとおりです。
急性呼吸困難 → 気管支喘息、肺水腫
慢性呼吸困難 → COPD(慢性閉塞肺疾患)、間質性肺炎
正常な呼吸は規則正しいリズムで12~18回/分、小児は30~60回/分となります。
1回換気量(深度)は約500ml。
SpO2(酸素飽和濃度)は95%以上が正常ですが、90%以下では呼吸不全となります。低酸素状態が続くと意識消失や組織の壊死に繋がるので、治療が必要となります。
試験対策としては、呼吸困難の種類と、種類事に伴う疾患を覚えるようにしておきましょう。
呼吸困難を伴う主な疾患の覚え方は?
急に(急性呼吸困難)聞かんし(気管支喘息)、背水の陣(肺水腫)。ルマン製(慢性呼吸困難)のコップどう?(COPD)乾杯!(間質性肺炎)
これで、呼吸困難の種類と、それに伴う主な疾患を覚えてしまいましょう!
ルマンという地名を知らないと、ルマン製って語呂はちょっと分かり辛いかもなので、その場合は単純に「慢性のコップどう?」でも大丈夫だと思いますよ!
「乾杯!」は「間質性肺炎」の「間」と「肺」に掛かっているので間違えないようにしましょう。