緩和ケアの対象
癌などにより、緩和ケアを受ける患者は様々な痛みを抱えています。緩和ケアはそれらの痛みや、その他の苦痛をケアして、患者のQOLの向上を目指すものです。
緩和ケアが対象とするのは次のものとなります。
・身体的苦痛…痛み、日常で生じる不便
・精神的苦痛…恐れ、不安、怒り、孤独感、うつ状態等
・社会的苦痛…仕事・経済上の問題、家庭や人間関係の問題、相続問題
・スピリチュアルペイン…人生観、死生観、罪や苦しみの意味等
そして、上記4つの痛みや苦しみは相互に関連しあっているもので、4つの痛みが重複する場合などを指すトータルペイン(全人的苦痛)を合わせて合計5つとなります。
試験対策としては、単純に上記の5つの単語を確実に覚えるようにしておきましょう。
緩和ケアの対象の覚え方は?
緩和ケアの申請(身体的・精神的苦痛)スピード(スピリチュアルペイン)釈迦(社会的苦痛)がトータル(トタールペイン)で早い。
以上で、緩和ケアの対象となる5つの痛みを覚えましょう。
それぞれの意味については、言葉からそのまま連想できるのでトータルペイン(全人的苦痛)だけ意識して覚えておけば大丈夫ですよ。