腸管出血性大腸菌感染症の特徴
腸管出血性大腸菌感染症はベロ毒素による感染症で、その中でもO-157が約7割を占めています。O-157は熱には弱く75℃で1分間煮沸をすることで死滅してしまいます。逆に低温には強く、冷蔵庫の中のような低温環境でも生存することができます。
これらの治療には抗菌薬を投与することになります。
腸管出血性大腸菌感染症となると、下痢、腹痛、血便などがあり、感染力が強く潜伏期間も長くなっています。
看護師は排泄物の処理の際は手袋を必ず着用し、患者が使用した衣類、タオルなども家庭用漂白剤につけてから洗う必要があり、これらは患者家族へ指導することも必要です。
腸管出血性大腸菌感染症の特徴覚え方は?
長官(腸管出血性大腸菌感染症)がベロ(ベロ毒素)でイチゴ(O-157)が熱くて死滅(熱で死滅)と好機!(抗菌薬)
これで腸管出血性大腸菌感染症の特徴をまとめて覚えてしまいましょう。低温に強いということは語呂になっていませんが、“熱に強い”の逆として覚えておけばOKです!
症状の下痢や腹痛などは腸に関する感染症なので特に意識しなくても覚えられると思いますよ。