骨折の基礎知識
骨折には様々な分類がありますが、開放性による分類として
開放骨折(複雑骨折)
閉鎖骨折(単純骨折)
があります。
簡単に言えば、開放骨折は骨が体外に出たもの(露出したかどうか)で、閉鎖骨折は骨が対外に出ていないものということになります。
開放骨折は複雑骨折とも言われますが、骨折の仕方が“複雑”という意味ではありませんので意識的に覚えるようにしておきましょう。
どちらの場合であっても、骨片(こっぺん)が転移する場合がありますので合わせて覚えておいてください。
骨折の治療として、骨を固定するには手術による固定(外固定)とギプスなどによる固定(内固定)があります。また、開放骨折の場合、本来無菌であるはずの骨や組織が外部に露出しており、病原菌等に感染する可能性が高くなります。受傷後6~8時間以内(ゴールデンタイム)に洗浄、創処置が必要となります。
骨折の基礎知識覚え方は?
骨折の貝は複雑(開放骨折・複雑骨折)、塀は単純(閉鎖骨折・単純骨折)でコッペパンが店員(骨片が転移)。
これで、開放骨折=複雑骨折、閉鎖骨折=単純骨折という関係性を覚えてしまってくださいね。
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