不完全骨折の種類
骨折の中でも、完全に骨が2つに分かれてしまうような場合は完全骨折といい、骨が繋がった状態で折れている場合は不完全骨折と言います。
不完全骨折はその折れ方により3種に分類されます。
・亀裂骨折…ヒビ、亀裂が入った状態。
・若木(わかぎ)骨折…骨がはっきりと折れるのではなく、曲がったような形で折れた状態。
・竹節(たけふし)骨折…骨折部分が膨らんで、竹節のような形となった状態。
上記の中でも、若木骨折と竹節骨折は骨が成人に比べ柔らかい小児に多い骨折となります。成人は骨が固いため、ポッキリと折れることが多くなりますが、小児の骨は柔らかいため若木骨折や、竹節骨折のように不完全な折れ方をすることが多くなるのです。
不完全骨折の種類覚え方は?
不完全(不完全骨折)にキレー(亀裂骨折)、若木(若木骨折)で高けー(竹節骨折)。
これで、不完全骨折の種類を一気に覚えてしまいましょう。なお、不完全骨折の反対に“完全骨折”という分類があることも合わせて覚えておきましょうね。
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