坐位の褥瘡が出来やすい部位
座った状態だとあまり褥瘡ができるイメージが湧かないかもしれませんが、座った状態が長時間続けば当然褥瘡が出来ます。
<坐位・褥瘡の好発部位>
・後頭部
・肩甲骨部
・仙骨部
・尾骨部
・坐骨部
・踵部 (しょうぶ)
以上が坐位の褥瘡の好発部位となります。座っているだけなのに意外と多いので、覚えるのが少し大変です。また、お尻周りだけで仙骨部・尾骨部・坐骨部と3か所もあるので注意しましょう。
更に、車椅子坐位の場合は好発部位が少し違います。
<車イス坐位・褥瘡の好発部位>
・肩甲骨部
・尾骨部
・坐骨部
以上のとおり、3か所ありますが坐位と共通する部位になります。 坐位の場合と違って、お尻周りは尾骨部・坐骨部の2つだけ(仙骨部は無い)となります。
坐位の褥瘡が出来やすい部位の覚え方は?
・坐位は船尾(仙骨部・尾骨部)でザコ(坐骨部)が貢献(後頭部・肩甲骨部)カット(踵部)。
・車椅子坐位は肩(肩甲骨部)でビザ(尾骨部・坐骨部)。
以上で、坐位と車椅子坐位の違いを明確にして褥瘡の好発部位を覚えましょう。