髄膜刺激症状とは?
髄膜が刺激されている時に出る症状のことです。主にクモ膜下出血や髄膜炎などが原因となります。
なお、髄膜刺激徴候と表記される場合も多いです。
症状としては、下記の3つがあります。
・頸部硬直
・ケルニッヒ徴候…股関節を90°屈曲して膝を伸ばすと痛い(抵抗がある)状態。
・ブルジンスキー徴候…頭部を受動的に前屈させると膝関節が屈曲する状態。
試験対策としては、3つの症状と髄膜刺激徴候の原因となるクモ膜下出血の、合わせて4つのキーワードを抑えておきましょう(髄膜炎も抑えておければ理想的ですが…)。
髄膜刺激症状(徴候)の種類3つの覚え方は?
ケルニッヒ(ケルニッヒ徴候)警部が硬直(頸部硬直)。
ブルゾンでスキー(ブルジンスキー)、雲まっ赤(クモ膜下)。
以上で、3つの症状(徴候)と原因となるクモ膜下出血をまとめて覚えることができます。症状と原因となるクモ膜下出血を、きちんと区別できるようにしておきましょうね(クモ膜下出血は、髄膜刺激症状ではなく原因ですよ!)。