成人看護学
AED電極パッド貼り付け位置 AED使用時のパッド貼り付け位置と、その他の主な注意点は以下のとおりです。 ・電極パッドは右肩と左側胸部に貼る。 ・水気は拭く。 ・体毛で電極パッドを貼れない場合は剃る。 ・除細動を行うときは、すべての人が離れる。 どれ…
AED(自動体外式除細動器)の基礎知識 AEDとは、心電図から心臓の状態を自動で解析して、心室細動がある人に除細動を行う機械です。 AEDは自動体外式除細動器の略称で、A(Automated・自動化された)E(External・体外式)D(Defibrillator・除細動器)の頭…
CPR(心肺蘇生法)の基礎知識 CPR(心肺蘇生法)の中でも、胸骨圧迫を見ていきます。 一般的には、“心臓マッサージ”と呼ばれることもありますが、医療従事者は“胸骨圧迫”として覚えるようにしておきましょう。 心停止時に行うものですが、心停止をしていない…
BLS(一次救命処置)の順番 BLSというのは、心肺蘇生法(CPR)の処置の一つで、一般人でも行える処置となります。そのため、BLSは一時救命処置という意味があります。 次に、医療従事者が行う処置をALS(二次救命処置)と言います。 BLSは…
オピオイドの主な副作用 がん治療等における緩和ケアの一環として、使用される鎮痛薬の総称です。 オピオイドを使用することで、脳や脊髄などの中枢神経に伝わる痛みがブロックされ、患者の痛み、苦痛が緩和されます。 薬剤の形態は様々で経口薬、座薬、注射…
WHO式癌性疼痛治療法 鎮痛薬使用の5原則 WHO式癌性疼痛治療法はWHO(世界保健機構)により定められた患者をがんの痛み、苦痛から解放するための治療戦略を示したものです。 WHO方式癌性疼痛治療法によりがん患者の痛みの8~9割を減らすことができるとされて…
緩和ケアの対象 癌などにより、緩和ケアを受ける患者は様々な痛みを抱えています。緩和ケアはそれらの痛みや、その他の苦痛をケアして、患者のQOLの向上を目指すものです。 緩和ケアが対象とするのは次のものとなります。 ・身体的苦痛…痛み、日常で生じる不…
抗癌剤の主な副作用 抗癌剤の多くは細胞分裂が活発な正常な組織(骨髄、内臓、毛根など)にも作用しやすく、影響が出やすいという特徴があります。 抗癌剤の主な副作用は次のとおりです。 ・悪心、嘔吐 ・脱毛 ・食欲不振、味覚障害 ・骨髄抑制 ・倦怠感 ・…
がん治療方法3種 がんの治療方法は三大療法と言われる以下が主なものとなります。 ・手術療法 ・化学療法(「薬物療法」ともいわれる) ・放射線療法 そして、上記3種を組み合わせて行う治療法を集学的治療と言います。 試験対策としては、ここまでの基礎知…
白血病の特徴と危険因子 白血病とは白血球などの造血細胞が自律的に増殖して、正常な造血が阻害される病態のことです。 白血病の重要性が高い特徴としては、骨髄性とリンパ性に分類され日本では約80%が骨髄性となることです。骨髄性とリンパ性それぞれが更…
前立腺癌の特徴と危険因子 前立腺癌の初期は無症状で経過することが多いのですが、腫瘍マーカーPSAの上昇により前立腺癌は早期発見することが可能となっています(ただし、腫瘍マーカーPSAが上昇していても、加齢と共に上昇する値のため前立腺癌であることが…
子宮体癌の特徴と危険因子 子宮体癌の特徴として、主な組織型は腺癌で発生には女性ホルモンが関わっているということがあります。 また、主な危険因子は高年齢閉経、肥満となります。 子宮体癌の初期には疼痛は無く、閉経後に不正出血がみられます。細胞診、…
子宮頸癌の特徴と危険因子 子宮頸癌の覚えておくべき特徴としては、主な組織型が扁平上皮癌であることと、ヒトパピローマウィルスにより感染することです。 危険因子はヒトパピローマウィルス感染と喫煙です。こちらも特徴と一緒に覚えておきましょう。 子宮…
乳癌の特徴と危険因子 日本人女性の乳癌罹患率は年々上昇しています。有名人が乳癌になったとしてニュースになることもあったりして、女性にとっては身近な癌と言えるかもしれないですね。 乳癌は他の癌と違い、触ってわかるしこりが出来ることから自己検診…
肺癌の種類と特徴 肺癌は以下のような種類と特徴があります。 <扁平上皮癌> 転移が少ない。危険因子は喫煙。 <小細胞癌> 予後が悪い。 <腺癌> 女性の肺癌では一番多い。 上記の全てに当てはまりますが、肺癌では三大症状(咳・痰・血痰)の他、呼吸困…
肝臓癌の特徴と危険因子 肝臓癌の大部分が肝細癌で、肝硬変の合併が多く(約90%)なっています。この点は試験対策としては非常に重要なので必ず覚えておきましょう。 症状としては、肝腫大、右季肋部痛、黄疸、体重減少などの症状が見られます。 危険因子は…
大腸癌の特徴と危険因子 大腸癌では、血便・腹痛・腹部腫瘤が症状としてみられます。 大腸癌となると血液中のCEA、CA19-9が腫瘍マーカーとして上昇します。そして、大腸内視鏡で生検を行い確定診断がされるという流れになります。 大腸癌の特徴として必ず覚…
胃癌の特徴と危険因子 胃癌の90%以上が腺癌で、50~60代の男性に多くなっています。 早期胃癌はO型とされ、1~4型は進行胃癌に分類されます(5型は分類不能)。 1~4型の分類は以下のとおり。1型 腫瘤型2型 潰瘍限局型3型 腫瘍浸潤型4型 びまん浸潤型 治療とし…
食道癌の特徴と危険因子 食道癌は高齢者に多く、その男女比は6:1となっています。 癌の進行に伴い嚥下障害、体重減少、前胸部痛などが現れます。治療としては、外科的治療の他、術前・術後に化学療法や放射線治療が行われることも多いです。 そして、食道癌…
主な生活習慣病5種 生活習慣病とは、その名称のとおり普段の生活習慣(食事、運動、休養、喫煙・飲酒の有無等)、を原因として発症するものです。生活習慣病とされる主なものは以下の5つとなります。 ・2型糖尿病…遺伝的に糖尿病になりやすい人が、運動不足…