2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧
細胞の大きさ(直径) 細胞は核と細胞質で構成されていて、人体(生物)の構造上、機能上の最少単位となります。ちなみに人体は約60兆個の細胞で構成されています。 細胞の構造や機能はそれぞれの個性があり、同じ役割を担う細胞が集まり組織を構成します。 …
人体の仕組み基礎知識 人体は数多くの器官(臓器、筋肉、目など)からなります。 更に、器官は組織(上皮組織、液状組織、筋組織など)からなります。 更に、組織は細胞からなります。 これらの関係性を並べると… 人体 > 器官 > 組織 >細胞 という形にな…
褥瘡の重症度評価DESIGN-RⓇ 褥瘡の重症度を評価する指標としてDESIGN-Rがあります。文字それぞれに意味があり、次のようになっています。 D…深さ E…滲出液の多寡 S…大きさ I…炎症/感染の有無 G…肉芽組織の性状 N…壊死組織の有無*ポケットがあるときはポケッ…
ブレーデンスケールの6項目 ブレーデンスケールは、褥瘡が発生する危険度を数値で評価する方式のことです。 次の項目を観察します。 ・知覚の認知・湿潤・活動性・可動性・栄養状態・摩擦とずれ 以上の6項目を23点満点でチェックします。“摩擦とずれ”だけが3…
坐位の褥瘡が出来やすい部位 座った状態だとあまり褥瘡ができるイメージが湧かないかもしれませんが、座った状態が長時間続けば当然褥瘡が出来ます。 <坐位・褥瘡の好発部位> ・後頭部 ・肩甲骨部 ・仙骨部 ・尾骨部 ・坐骨部 ・踵部 (しょうぶ) 以上が…
側臥位の褥瘡が出来やすい部位 寝たきり等により皮膚や皮下組織が長時間圧迫されて起こる皮膚潰瘍を褥瘡と言います。 今回は横向きに寝た状態である側臥位で褥瘡が出来やすい部位を紹介していきます。側臥位での長時間の手術中などに圧迫される部位でもあり…
仰臥位の褥瘡が出来やすい部位 褥瘡は、寝たきりなどにより、皮膚や皮下組織が長時間圧迫されて起こる皮膚潰瘍です。 姿勢によって褥瘡の好発部位は異なりますが、今回は仰臥位の褥瘡の好発部位を紹介します。 <仰臥位・褥瘡の好発部位> ・後頭部 ・肩甲骨…
止血法の主な注意点 止血法には直接止血法、間接止血法、止血帯法があります。 直接止血法は、名称そのままで止血している部位を圧迫して止血する方法です。 間接止血法は、直接止血法で止血できない場合に用いる方法で、出血部位よりも血管の中枢部を圧迫す…
AED電極パッド貼り付け位置 AED使用時のパッド貼り付け位置と、その他の主な注意点は以下のとおりです。 ・電極パッドは右肩と左側胸部に貼る。 ・水気は拭く。 ・体毛で電極パッドを貼れない場合は剃る。 ・除細動を行うときは、すべての人が離れる。 どれ…
AED(自動体外式除細動器)の基礎知識 AEDとは、心電図から心臓の状態を自動で解析して、心室細動がある人に除細動を行う機械です。 AEDは自動体外式除細動器の略称で、A(Automated・自動化された)E(External・体外式)D(Defibrillator・除細動器)の頭…
CPR(心肺蘇生法)の基礎知識 CPR(心肺蘇生法)の中でも、胸骨圧迫を見ていきます。 一般的には、“心臓マッサージ”と呼ばれることもありますが、医療従事者は“胸骨圧迫”として覚えるようにしておきましょう。 心停止時に行うものですが、心停止をしていない…
BLS(一次救命処置)の順番 BLSというのは、心肺蘇生法(CPR)の処置の一つで、一般人でも行える処置となります。そのため、BLSは一時救命処置という意味があります。 次に、医療従事者が行う処置をALS(二次救命処置)と言います。 BLSは…
吸引の基礎知識 体内から血液や痰などを体外に排出するために行われる吸引は、いくつか覚えておくべき数値があります。 以下、それぞれ紹介していきます。 ・吸引用カテーテルの太さ → 12~14Fr・気管切開時の吸引カテーテルを挿入する長さ → 12~15㎝・1…
口腔・鼻腔・気管内吸引の吸引圧 吸引は口腔内や、鼻腔内の痰や血液などを体外に排出するために行われます。 この吸引時に気道に傷がつくことを防ぐために、吸引圧は以下を目安にするようにします。 ・口腔内 → 100~150mmHg・鼻腔内 → 80~120mmHg…
酸素療法の基礎知識 酸素療法は低酸素症を改善させるために行われるもので、酸素濃度を高めた酸素を吸入させる治療方法です。おもに、呼吸不全、肺性心の患者に行われます。 PaO2 60mmHg以上(又はSaO2を90%以上)を目指す。 酸素療法で用いられる器具とし…