2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧
インフルエンザの主な症状 インフルエンザはインフルエンザウィルスに感染する(飛沫感染が多い)ことで発症します。感染後は1~3日程度の潜伏期間を経た後に、高熱等の症状が発生します。 インフルエンザの主な症状は次のとおりです。 ・38度超の発熱 ・上…
インフルエンザの特徴と合併症 インフルエンザは、インフルエンザにはA型・B型・C型があるという特徴があり、この中でもA型は最も流行しやすいタイプとなります。また、乳幼児、高齢者、重大な基礎疾患を持つ者では重症化しやすくなります。 主な感染部位は…
オピオイドの主な副作用 がん治療等における緩和ケアの一環として、使用される鎮痛薬の総称です。 オピオイドを使用することで、脳や脊髄などの中枢神経に伝わる痛みがブロックされ、患者の痛み、苦痛が緩和されます。 薬剤の形態は様々で経口薬、座薬、注射…
WHO式癌性疼痛治療法 鎮痛薬使用の5原則 WHO式癌性疼痛治療法はWHO(世界保健機構)により定められた患者をがんの痛み、苦痛から解放するための治療戦略を示したものです。 WHO方式癌性疼痛治療法によりがん患者の痛みの8~9割を減らすことができるとされて…
緩和ケアの対象 癌などにより、緩和ケアを受ける患者は様々な痛みを抱えています。緩和ケアはそれらの痛みや、その他の苦痛をケアして、患者のQOLの向上を目指すものです。 緩和ケアが対象とするのは次のものとなります。 ・身体的苦痛…痛み、日常で生じる不…
抗癌剤の主な副作用 抗癌剤の多くは細胞分裂が活発な正常な組織(骨髄、内臓、毛根など)にも作用しやすく、影響が出やすいという特徴があります。 抗癌剤の主な副作用は次のとおりです。 ・悪心、嘔吐 ・脱毛 ・食欲不振、味覚障害 ・骨髄抑制 ・倦怠感 ・…
がん治療方法3種 がんの治療方法は三大療法と言われる以下が主なものとなります。 ・手術療法 ・化学療法(「薬物療法」ともいわれる) ・放射線療法 そして、上記3種を組み合わせて行う治療法を集学的治療と言います。 試験対策としては、ここまでの基礎知…
白血病の特徴と危険因子 白血病とは白血球などの造血細胞が自律的に増殖して、正常な造血が阻害される病態のことです。 白血病の重要性が高い特徴としては、骨髄性とリンパ性に分類され日本では約80%が骨髄性となることです。骨髄性とリンパ性それぞれが更…
前立腺癌の特徴と危険因子 前立腺癌の初期は無症状で経過することが多いのですが、腫瘍マーカーPSAの上昇により前立腺癌は早期発見することが可能となっています(ただし、腫瘍マーカーPSAが上昇していても、加齢と共に上昇する値のため前立腺癌であることが…
子宮体癌の特徴と危険因子 子宮体癌の特徴として、主な組織型は腺癌で発生には女性ホルモンが関わっているということがあります。 また、主な危険因子は高年齢閉経、肥満となります。 子宮体癌の初期には疼痛は無く、閉経後に不正出血がみられます。細胞診、…
子宮頸癌の特徴と危険因子 子宮頸癌の覚えておくべき特徴としては、主な組織型が扁平上皮癌であることと、ヒトパピローマウィルスにより感染することです。 危険因子はヒトパピローマウィルス感染と喫煙です。こちらも特徴と一緒に覚えておきましょう。 子宮…
乳癌の特徴と危険因子 日本人女性の乳癌罹患率は年々上昇しています。有名人が乳癌になったとしてニュースになることもあったりして、女性にとっては身近な癌と言えるかもしれないですね。 乳癌は他の癌と違い、触ってわかるしこりが出来ることから自己検診…
肺癌の種類と特徴 肺癌は以下のような種類と特徴があります。 <扁平上皮癌> 転移が少ない。危険因子は喫煙。 <小細胞癌> 予後が悪い。 <腺癌> 女性の肺癌では一番多い。 上記の全てに当てはまりますが、肺癌では三大症状(咳・痰・血痰)の他、呼吸困…
肝臓癌の特徴と危険因子 肝臓癌の大部分が肝細癌で、肝硬変の合併が多く(約90%)なっています。この点は試験対策としては非常に重要なので必ず覚えておきましょう。 症状としては、肝腫大、右季肋部痛、黄疸、体重減少などの症状が見られます。 危険因子は…
大腸癌の特徴と危険因子 大腸癌では、血便・腹痛・腹部腫瘤が症状としてみられます。 大腸癌となると血液中のCEA、CA19-9が腫瘍マーカーとして上昇します。そして、大腸内視鏡で生検を行い確定診断がされるという流れになります。 大腸癌の特徴として必ず覚…
胃癌の特徴と危険因子 胃癌の90%以上が腺癌で、50~60代の男性に多くなっています。 早期胃癌はO型とされ、1~4型は進行胃癌に分類されます(5型は分類不能)。 1~4型の分類は以下のとおり。1型 腫瘤型2型 潰瘍限局型3型 腫瘍浸潤型4型 びまん浸潤型 治療とし…
食道癌の特徴と危険因子 食道癌は高齢者に多く、その男女比は6:1となっています。 癌の進行に伴い嚥下障害、体重減少、前胸部痛などが現れます。治療としては、外科的治療の他、術前・術後に化学療法や放射線治療が行われることも多いです。 そして、食道癌…
脳卒中の種類と分類 脳卒中は初期症状として、ろれつが回らない、頭痛、目眩、吐き気、歩行困難などがあります。そして、脳卒中直後の血圧低下は脳梗塞を招きます。また、血圧が高くなると脳出血が増悪するので血圧管理がとても重要になります。 そして、脳…
主な生活習慣病5種 生活習慣病とは、その名称のとおり普段の生活習慣(食事、運動、休養、喫煙・飲酒の有無等)、を原因として発症するものです。生活習慣病とされる主なものは以下の5つとなります。 ・2型糖尿病…遺伝的に糖尿病になりやすい人が、運動不足…
不眠の種類 不眠というとただ単純に“眠れない状態”とだけ捉えてしまいがちですが、以下のように4つの種類に分類されます。 ・入眠困難 → 眠りに入ることが困難な状態。 ・中途覚醒 → 眠りの途中で目が覚めてしまう(覚醒)状態。 ・早期覚醒 → 予定より早く…
浮腫の原因4種 浮腫は体内の水分が増加し、浮腫みを起こした状態のことです。 原因としては、以下の4種に大別されます。 ・血管内静水圧の上昇 ・血漿膠質浸透圧の低下 ・血管透過性の亢進 ・リンパ流の障害 浮腫は全身性(うっ血性心不全、腎不全など)と局…
貧血の種類 貧血は、ヘモグロビン濃度が基準値を下回ったときに発生する症状です。貧血が起こり、ヘモグロビンが減少すると動悸・息切れ・易疲労感が表れます。 貧血は下記のように分類されます。 <鉄欠乏性貧血> 体内で鉄が欠乏して、ヘモグロビンを作れ…
下血の原因と種類 下血とは、何らかの原因により消化管からの出血が体外へ排出される症状のことです。 出血部位により下記のような違いがあります。 直腸~下行結腸(かこうけっちょう)で出血 → 血便 上部消化管から出血 → タール便 痔など直腸に近い部位の…
乏尿、無尿、多尿の数値 通常の尿量は、1日1,000~1,500mlとなっています。 上記数値より ・大幅に少ない場合を乏尿(ぼうにょう) ・極端に少ない場合を無尿(むにょう) ・多い場合を多尿(たにょう) と言います。 それぞれの数値は以下のとおりです。 ・…
便秘の種類 便秘は通常より、排便する回数が著しく少なくなった状態のことです。 便秘は、以下のとおり分類されます。 ・器質性便秘 ・機能性便秘⇒直腸性便秘(習慣性便秘)、弛緩性便秘、けいれん性便秘 機能性便秘が更に3種に分類されますので、器質性便秘…
下痢の仕組みと原因 下痢は腸液分泌亢進、腸管蠕道亢進により水分の吸収が阻害されて、排便が液状になったり回数が増える状態のことです。 *「蠕動(ぜんどう)」…筋肉の収縮波が徐々に移行する型の運動。消化管壁が食物を送る運動などにみられる。蠕動運動…
不整脈(頻脈・徐脈)の心拍数 不整脈とされる心拍数は以下のとおりです。 ○頻脈 → 心拍数1分間に100回以上 頻脈を起こす原因には 心機能亢進状態、出血性ショック、敗血症性ショック、貧血などがあります。 ○徐脈 → 心拍数1分間に60回未満 徐脈を起こす原因…
発生機序別の腹痛の種類 腹痛には発生機序別に以下の種類があります。 <体性痛> 脳脊髄神経を通じて大脳皮質に伝えられる。例としては穿孔など。 <内臓痛> 交感神経を通じて大脳皮質に伝えられる。例としては下痢など。 <関連痛> 内臓痛が脊髄神経に伝…