2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧
口腔ケアのブラッシング方法の名称 口腔ケアの目的は口腔内の汚染を除去することで、虫歯・歯周病予防、口臭防止を図ったり、患者を気分爽快にさせるなどの効果があります。 口腔ケアの主なものとしてブラッシング(要するに歯みがき)があります。このブラ…
清拭の基礎知識 清拭の基礎的な知識は次のとおりです。 ・室温を22~26℃に保つ。 ・お湯を52~55℃にする。 ・筋肉、腸の走行に沿って行う。 ・清拭用タオルを絞った後は、腕の内側で温度確認する。 ・清拭用タオルは肌から離さないように拭く。 ・看護師から…
入浴の効果 入浴の効果は次のとおりです。 ・温熱作用…循環血液量が増加する。熱いお湯である必要はありません。 ・浮力作用…浮力作用により関節等への不可を軽減できるためリハビリにも有用。 ・静水圧作用…体にかかる水圧のこと、半身浴により心臓・肺への…
記録方式SOAPの意味の覚え方 SOAPというのは、看護記録をつけるための記録方式のことで、POS(問題志向型方式)に基づいています。 SOAPはそれぞれの文字に意味があります。 S 主観的情報(患者自身から見た主観です)O 客観的情報A アセスメントP 計画 それ…
器質性尿失禁の種類 尿失禁には、器質性尿失禁と機能性尿失禁があります。 この内、機能性尿失禁というのは膀胱の疾病とは関係が無い形で失禁することです。例えば、体の機能低下でトイレに行くまで時間がかかり失禁する場合や、認知症になりトイレの場所を…
看護過程の5段階 看護過程というのは、看護ケアやヘルスケアを必要とする人にとって望ましい看護ケアを提供するために、看護師がどのような形で患者に関わっていくか、計画立案・看護の実施をしていく流れのことです。 看護過程は次の5段階に分けられます。 …
副雑音(ラ音)の種類 副雑音というのは、正常ではない呼吸音のことでラ音ともいわれます。 副雑音の種類は以下のとおりです。 ・いびき音…「グーグー」「グーゴォー」といびきのような音。 ・笛音…「ヒューヒュー」「ウォーヒューピー」。気管支喘息が主な…
正常呼吸音の種類 正常呼吸音には次の4つがあります。 ・気管呼吸音 ・気管支呼吸音 ・気管支肺胞呼吸音 ・肺胞呼吸音 以上の4つの呼吸音は、ちょっと違うだけの似た名称ばかりなので、覚えるときにややこしいと思います。一つずつきちんと区別をつけて覚…
主な脈拍測定可能部位 脈拍を測定することができる主な部位は次のとおりです。 ・橈骨動脈…使われることが一番多い部位。 ・浅側頭動脈 ・総頸動脈 ・上腕動脈 ・膝窩動脈 ・大腿動脈 ・足背動脈 まず、橈骨動脈は看護師に限らず一般の人でも、脈拍を測ると…
バイタルサインの基準値 「バイタルサイン」というのは看護・医学の現場で使われる医学用語で、生命徴候という意味があります。簡単に言えば「生きているサイン」という意味となります。 バイタルサインの中でも看護の現場で使われる場合(バイタルサインの…
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の基礎知識 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は鎮痛・解熱・抗炎症作用があります。 代表的な非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)としてはアスピリン、ジクロフェナクナトリウム、インドメタシンなどがあります。 副作用の主…
副腎皮質ステロイドの基礎知識 副腎皮質ステロイドは抗炎症作用、免疫抑制作用があります。代表的な薬品名としてはプレドニゾロン、デキサメタゾンなどがあります。 副腎皮質ステロイドが利用される疾患としては主にリウマチ疾患、アレルギー性疾患などとな…
カリウム製剤の基礎知識 カリウム製剤は電解質補正のために利用されます。このときカリウム製剤を静脈注射すると心停止を起こす危険もあるため、基本的に点滴で投与する必要があることに注意します。また、塩化カリウム製剤を希釈しないで用いた場合も心停止…
利尿薬の基礎知識 利尿薬は浮腫、高血圧状態の時に用いられます。 利尿薬を服薬することで、腎臓に働きかけ尿量が増え血液中の水分が減り血圧を下げる作用があります。 ループ利尿薬、サイアザイド系利尿薬は低カリウム血症に注意が必要となります。なお、ル…
狭心症治療薬ニトログリセリンの基礎知識 ニトログリセリンは血管拡張作用があり狭心症発作時に舌下投与する。 即効性があるため、狭心症の発作時に使用されますが発作を治めることは出来ますが、狭心症自体を治療する訳ではありません。 副作用として低血圧…
カテコールアミンの特徴 カテコールアミンは強心作用、昇圧作用があり、強心薬として心不全・ショックの治療に用いられます。なお、カテコールアミンはカテコラミンと呼ばれることもあります。 試験対策としては、カテコールアミンという名称とその作用と、…
ジキタリス製剤の特徴 ジキタリス製剤は、心筋の収縮力を高める作用があり心不全、頻脈、不整脈の治療に用いられます。 ジキタリス製剤の商品名としてはジゴキシン錠の他にジゴシン錠、ラニラピッド錠などがあります。 副作用としてジキタリス中毒(嘔気、嘔…
強心薬の種類 強心薬は心臓の病気(心不全、ショック等)に用いられる治療薬で主に以下の3種類が用いられています。 ・ジキタリス製剤…強心作用がある薬。 ・カテコールアミン…強心作用・昇圧作用がある薬。 ・ホスホジエステラーゼⅢ阻害薬 それぞれの治療薬…
骨粗鬆症の危険因子 骨粗鬆症は、骨量が減少することにより、骨がもろくなり骨折しやすい状態になる病気です。 骨粗鬆症を発症するリスクが高まる危険因子としては次のようなものが考えられています。 ・副腎皮質ステロイド ・加齢 ・偏食 ・アルコール ・閉…
アルツハイマー型認知症の特徴 認知症の中で最も割合が多いのがアルツハイマー型認知症となります。その特徴は以下のとおりです。 症状・全般的認知症、人格崩壊その他・病識なし。常時進行性。 アルツハイマー型認知症では、脳の委縮が少しずつ進行していき…
脳血管性認知症の特徴 脳血管性認知症は認知症としては、2番目に多く認知症全体の約20%を占めます(1番多いのはあるハイマー型認知症)。脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などにより脳の神経細胞に障害が生じて起こる認知症です。 その特徴は以下のとおりです…
乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスク因子 乳幼児突然死症候群(SIDS)は、生後1年未満の乳児が何の予兆も無く、突然死亡する疾患を指します。そのリスク因子は以下のように考えられています。 ・うつぶせ寝 ・人口栄養哺育(粉ミルクのこと) ・母体の妊娠中…
小児感染症の主なワクチン 小児感染症に用いられる主なワクチンは以下のとおりです。 ・生ワクチン…BCG、麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎・不活性化ワクチン…日本脳炎、百日咳、インフルエンザ、ポリオ・トキソイド…ジフテリア、破傷風 生ワクチンというの…
小児感染症と主な病原体 小児感染症とその主な病原体は以下のとおりです。 ・感冒 → RSウィルス ・突発性発疹 → ヒトヘルペス6型ウィルス・水痘 → 水痘・帯状疱疹ウィルス・流行性耳下腺炎 → ムンプスウィルス・溶連菌感染症 → A群β溶連菌・伝染性単核球症 →…
気管支喘息の治療薬3種 気管支喘息の主な治療薬は以下の3種となります。 ・吸入ステロイド ・長時間作用型β2刺激薬 ・抗ロイコトリエン薬 それぞれの薬は以下のような特徴があります。 <吸入ステロイド> 喘息により生じた炎症を抑える作用があります。経口…
喘息発作時の治療方法 喘息発作時には、短時間作用型の吸入β2刺激薬を用います。 発作時に使用するものですから、短時間作用型の吸入β2刺激薬には即効性があるのが特徴です。反対に、長期に渡って使用するのが長時間作用型の吸入β2刺激薬となりますので、「…
アトピー型気管支喘息の診断方法 アトピー型の気管支喘息では、血液検査により IgE,好酸球が上昇します。 気管支喘息の中でもアレルギーによるものをアトピー型気管支喘息といい、小児が非常に多く罹患します。アトピー型気管支喘息は、重積発作により窒息死…