内分泌・栄養・代謝疾患
男性ホルモン(アンドロゲン)・副腎皮質ホルモンの種類 副腎皮質から産生されるのが男性ホルモン(アンドロゲン)です。 これは“男性”と名称が入っていますが、男女共に分泌されています。ただし、女性は分泌量は少なく男性の1/10~1/20程度です。 男性ホル…
鉱質コルチコイド・副腎皮質ホルモンの種類 副腎皮質から産生される副腎皮質ホルモン、その中の一つが鉱質コルチコイド。 その他に、糖質コルチコイド、男性ホルモン(アンドロゲン)があります。 鉱質コルチコイドの代表的なホルモンはアルドステロンです。…
糖質コルチコイド・副腎皮質ホルモンの種類 副腎皮質は副腎の表側の組織です。ここから副腎皮質ホルモンが産生されます。 そのホルモンの一つが糖質コルチコイドです。 その他、鉱質コルチコイド、男性ホルモン(アンドロゲン)があります。 糖質コルチコイ…
甲状腺から分泌されるホルモンの種類 甲状腺はイラストのとおり頸部(首)の全面にある内分泌器官です。 ここから分泌されるホルモンとその働きは次のとおりです。 ・トリヨードサイロニン(T3)…エネルギー産生、交感神経刺激、代謝の亢進・サイロキシン(T…
脳下垂体前葉で分泌される主なホルモン 脳下垂体前葉はホルモンを多く分泌しており、分泌される中でも主なホルモンは以下のとおりとなります。 ・成長ホルモン(GH)・甲状腺刺激ホルモン(TSH)・プロラクチン(PRL)・副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)・黄体形…
エネルギー産生栄養素とエネルギー換算係数 エネルギー産生栄養素は、エネルギーを産生する栄養素のことで、エネルギーの源となるものを指します。これは3大栄養素と同一になります。 また、エネルギー換算係数は食品の熱量(エネルギー)を算定するための係…
ビタミンCの働きと欠乏症状 ビタミンCは水溶性ビタミンの一種です。 主な働きとしては ・コラーゲンの生合成 ・抗酸化作用 があります。 主な欠乏症は壊血病です。 壊血病は出血性の障害が生じる疾病です。 含有量の多い食物については、イラストにも描きま…
ビタミンB12の働きと欠乏症状 ビタミンB12、葉酸は共に、水溶性ビタミンに分類されビタミンB12はシアノコバラミン、ヒドロキソコバラミンと表示される場合もあります。 *ビタミンB12、シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミンは全てコバラミンの一種。 主な…
ビタミンB6の働きと欠乏症状 ビタミンB6は水溶性ビタミンに分類されるビタミンの一種です。 ビタミンB6の主な働きは蛋白質の代謝です。 また、主な欠乏症状は皮膚炎、口内炎となります。 ビタミンB6が多く含まれる食品は、 ・カツオ ・バナナ ・まぐろ など…
ナイアシンの働きと欠乏症状 ナイアシンは水溶性ビタミンに分類されるビタミンの一種です。 主な働きは「糖質・脂質」の代謝です。 主な欠乏症状はペラグラ。 ペラグラは、代謝内分泌疾患で症状としては ・嘔吐 ・口内炎 ・下痢 ・光線過敏 などがあります。…
ビタミンB2の働きと欠乏症状 ビタミンB2は水溶性ビタミンに分類されるビタミンの一種です。別名として「リボフラビン」と表記されることもあります。 ビタミンB2の主な働きは ・脂質 ・蛋白質 ・糖質 以上の代謝です。 主な欠乏症状は ・口角炎 ・脂漏性皮膚…
ビタミンB1の働きと欠乏症状 ビタミンB1は水溶性ビタミンに分類されます。ビタミンB1ではなく、「チアミン」と表記される場合もありますが、同じものなので注意しましょう。 ビタミンB1の主な働きは ・糖質代謝 ・神経細胞の機能維持 です。 主な欠乏症状は …
ビタミンKの働きと欠乏症状 ビタミンKは脂溶性ビタミンで、ビタミンの一種です。 このビタミンKの主な働きは血液凝固因子の生合成です。 主な欠乏症状は出血傾向となります。 出血傾向…出血しやすく、出血が止まりにくい状態のこと。 ビタミンKを摂取できる…
ビタミンEの働きと欠乏症状 ビタミンEは脂溶性ビタミンで、ビタミンの一種です。 その主な働きは抗酸化作用です。 また、主な欠乏症状は未熟児における溶血性貧血となります。 ビタミンEの抗酸化作用の働きによって、体内の酸化による老化を防ぐとされていま…
ビタミンAの働きと欠乏症状 ビタミンAは脂溶性ビタミンに分類されるビタミンの一種です。 ビタミンAの主な働きは、 ・視覚 ・上皮組織 以上の機能維持です。 主な欠乏症状は夜盲症です。 試験対策のための知識としては、こんなところを抑えておきましょう。 …
ビタミンDの働きと欠乏症状 ビタミンDは、脂溶性ビタミンに分類されるビタミンの一種です。 ビタミンDの働きは、 ・カルシウム(Ca)、リン(P)の吸収増加。 となります。 ビタミンDが不足することによる欠乏症状は次のとおりです。 ・くる病 ・骨軟化症 ・骨…
糖質を分解する消化酵素4種 糖質を分解する消化酵素は以下の4種となります。 ・アミラーゼ(膵臓、口腔で分泌される) ・マルターゼ(腸で分泌される) ・ラクターゼ(腸で分泌される) ・スクラーゼ(腸で分泌される) 以上の4種は確実に覚えるようにしてお…
蛋白質を分解する消化酵素 蛋白質を分解する消化酵素は以下の3種となります。 ・ペプシン(胃で分泌される) ⇒ 蛋白質を分解し、ペプトンにする。 ・トリプシン(膵臓で分泌される) ⇒ 蛋白質やペプトンを分解し、ポリペプチドやオリゴペプチドにする。・ア…
脂質を分解する消化酵素 脂質を分解する消化酵素は「リパーゼ」です。 リパーゼは口腔、胃、膵臓、腸で分泌されます。 リパーゼは、口腔内の分泌は少なめで胃と膵臓で多く分泌されます。 脂質を分解する消化酵素として覚えておくのは、リパーゼの一択なので…
糖尿病の特徴と症状は? 血糖値が高くその状態が持続する状態が糖尿病とされます。 1型糖尿病は若者に多く、膵臓のβ細胞が壊れることが原因となります。 2型糖尿病は、中年以降に多く食べ過ぎや、運動不足などの生活習慣や遺伝的要因などが原因となります。 …
低カルシウム血症(低Ca血症)とは? 血清中のカルシウム濃度が低下した状態で、4mEq/l以下のカルシウム濃度となった状態のこと(基準値は4.3mEq/l~5.1mEq/l)。 治療はビタミンDやカルシウムの投与を行います。 原因としては、副甲状腺機能の低下、ビタミ…
低カリウム血症(低K血症)とは? カリウムの摂取不足や、カリウムの排泄が促進される、細胞にカリウムが取り込まれる等から、血清中のカリウム濃度が3.5mEql以下と低くなった状態のこと(通常は、3.5mEql~5mEql程度)。 なお、細胞にカリウムが取り…
高K血症(高カリウム血症)とは? 血清中のカリウム濃度(正常なカリウム濃度は3.5~5.2mEq/l)があがってしまう電解質代謝異常症のひとつ。 高カリウム血症を略して、高K血症と表現されます。 原因としては肝・腎機能から症状が発生する場合、カリウムを含…
バセドウ病とは? 甲状腺の機能が高まり、甲状腺ホルモンが過剰生成される自己免疫疾患の一種。 病名はバセドウ病を発表したドイツ人医師のカール・フォン・バセドウ氏の名前が由来となっています。 代表的な症状として ・甲状腺の腫大 ・眼球の突出 ・頻脈 …
高浸透圧非ケトン性昏睡とは? 糖尿病による合併症で生じ、極度の脱水、腹痛、昏睡などの症状が発生します。 昏睡の症状が発生しない場合もあるため、高浸透高血糖症候群とも呼ばれます。その他に、NKHSと表記されることもあります。 治療は血糖値を下げるた…
膵島ホルモン(ランゲルハンス島)とは? 膵臓内部にある細胞の集まりで、島の形状をしているます。ちなみに読み方は「膵島=すいとう」となります。 この細胞からA細胞「グルカゴン」とB細胞「インスリン」というホルモンが分泌しています。A細胞「グルカゴ…
副腎髄質ホルモンとは? 副腎から分泌されるホルモンのこと。 このホルモンには以下の3種類があります。 ・エピネフリン ・ドパミン ・ノルエピネフリン *上記に「アドレナリン」を加えて4つとされる場合もあり。 3種類を総称して… カテコラミン(カテコー…