下痢の仕組みと原因
下痢は腸液分泌亢進、腸管蠕道亢進により水分の吸収が阻害されて、排便が液状になったり回数が増える状態のことです。
*「蠕動(ぜんどう)」…筋肉の収縮波が徐々に移行する型の運動。消化管壁が食物を送る運動などにみられる。蠕動運動。(デジタル大辞泉より引用)
原因は以下が主なものとなります。
・細菌、ウィルス → 細菌性下痢、ウィルス性下痢
・アレルギー → アレルギー性下痢
・消化不良 → 消化不良性下痢
下痢が続く場合、脱水や電解質異常(低K血症、代謝性アシドーシス)が起こりやすいので注意が必要です。
細菌性・ウィルス性下痢の場合は、原因となる毒素を早く体外に出すために下痢は止めず、原因となる菌・ウィルスに効果のある薬剤を選択する。また、院内感染予防を徹底する必要があります。
下痢の仕組みと原因覚え方は?
蹴り(下痢)で役懲(腸液分泌亢進)、長官憮然と行進(腸管蠕道亢進)。最近(細菌・ウィルス)アレ(アレルギー)消化?(消化不良)
これで、下痢の原因を主要なものについて一気に覚えることができますよ!
「消化不良」は「しようか?」にアレンジしてもOKですね。覚えやすい方を使ってみてくださいね。