下血の原因と種類
下血とは、何らかの原因により消化管からの出血が体外へ排出される症状のことです。
出血部位により下記のような違いがあります。
直腸~下行結腸(かこうけっちょう)で出血 → 血便
上部消化管から出血 → タール便
痔など直腸に近い部位の出血は鮮血であるのに対して、上部消化管からの出血(食道、胃、十二指腸など)は消化液などによって血液の色が変化するのでタール便となるのです。
下血の色や性状、量を観察し、大腸内視鏡検査などで診察する必要があります。
試験対策としては、上記のどこで出血したら血便なのか?もしくは、血便はどこを出血したら出るのか?という関係性をきっちり覚えるようにしましょう。
下血の原因と種類の覚え方は?
ゲゲッ!(下血) ケツ(血便)を超(直腸)掻こう(下行結腸)。タルい(タール便)けど丈夫でしょうが(上部消化管)。
これで、下血の出血部位と、その種類をまとめて覚えることができますよ!