低張性脱水(Na欠乏性脱水)の原因と症状
脱水は水分とナトリウムの喪失の程度により分類されますが、低張性脱水はナトリウムを多く喪失したものとなります。
なお、水・ナトリウムを同じくらい失った脱水は等張性脱水といいます。
低張性脱水の症状としては、
頭痛、脱力感、目まい、嘔吐、尿中Na低下、血清Na低下等
が見られます。
低張性脱水は、発熱、口渇感が表れることが少なく初期には自覚し辛いという特徴があります。
ちなみに淡水で溺れると…
体のほうがナトリウムが濃い ⇒ 体に水が入る ⇒ 水中毒の危険
があります。
治療としては、高張性脱水と同じく輸液管理が必要となります。
低張性脱水(Na欠乏性脱水)の原因と症状覚え方は?
店長(低張性脱水)がなんと(ナトリウム不足)脱水! 脱!(脱力感)頭痛(頭痛)でめんま(めまい)を嘔吐(嘔吐)、なんと定価?(ナトリウム低下)
これで低張性脱水の原因と症状をまとめて覚えてしまいましょう。
覚えることの数が多いですし、高張性脱水と混同してしまいがちですが、「店長、なんと、めんま、なんと定価」くらいだけでも最低限覚えおけば低張性脱水の知識として定着すると思いますよ。
注:ナースは実際にはNsと略します。